還暦六十(むそ)の 危ない仕業
消せど燃ゆる エロス覚え
日照りに横たう羽根を
未来艶(つや)めく沼地へ
かんれきむその あふないしわさ
けせともゆる えろすおほえ
ひてりによこたうはねを
みらいつやめくぬまちへ
六十(むそ)
自らの還暦を祝う歌。自分らしさやこだわり、来し方行く末などを詠もうとしたが、やはりと言うべきか、事はあらぬ方向へ。心の奥底に潜む好奇な欲望が色濃く表れたようだ。これでいいのか、私の余生。
最近の数作は我ながらスムーズに作れている。本作も形になるまでに1時間ほどしか掛からなかった。小さなブレークスルーと信じたい。(2022/10)
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