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#013_あめや


 

雨止んで 空渡る風

浜へ抜け 渚揺れ

白い胸に いつも薄く

笑みを誇り 知恵の及ぶ人

 

あめやんて そらわたるかせ

はまへぬけ なきさゆれ

しろいむねに いつもうすく

えみをほこり ちえのおよふひと

 

なぎさⅡ

 

いろは歌の事業化を練るべく、とある講座を受けた際、講師の女史に向け、オーダーメイド請負の例として作った。「祖父が孫の誕生祝いに注文。名前は『なぎさ』。笑顔の絶えない、心の優しい子に育ってほしい」

 

友人の佳曲『なぎさ』。故郷の瀬戸内の海が歌われているが、同名の女性を連想させなくもない。アイデア源となった恋歌にオマージュを。(2013/03)