今夜ひざまくらに眠り
色気ある笑み夜の淵へ
衣擦れ音を数えても
夢は切ない綿帽子
こんや ひさまくらにねむり
いろけあるえみ よのふちへ
きぬすれおとを かそえても
ゆめはせつない わたほうし
ひざまくら
私は人知れぬ耳かきマニア。旅の土産にはご当地の耳かきを買うことを常としている。ひざまくらで耳かき。男のロマンである。ノスタルジーである。仕事にしようと、まだ見ぬ店の様子をシナリオにまとめたこともあった。
叙情あふれるメロウなバラッドに仕上がった。今のところ、私の最高傑作である。綿帽子は、耳かきの背にある梵天(ぼんてん)のこと。(2007/02)
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