星降りぬ夜に髭明く
起きろと胸を見守る瞳(め)
悪戯声で我誘い
部屋は刹那の遊園地
ほしふりぬよに ひけあかく
おきろとむねを みまもるめ
いたすらこえて われさそい
へやはせつなの ゆうえんち
処女作
2002年6月、我が家に生後間もない雄の茶トラ猫がやってきた。この小さな命を愛でる歌を作りたい。どうせなら「いろは歌」の要領で、とひらめいた。
かくして古式ゆかしい知的パズルが、私の新たな趣味として加わった。そのきっかけと、たくさんの幸せをくれた愛息デーデは、2010年3月、星空のもとへと旅立った。早く曲をつけ、鎮魂の歌に仕上げたいものである。(2002/09)
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